『雨に散った観桜会』北九大福岡支部では、かつてアサヒビール園での観桜会が盛大に行われていましたが、途絶えて久しく、誰からともなく花見復活の声が上がりました。そこで昨年、久方ぶりに観桜会を開催しました。場所は福岡城跡の舞鶴公園、時は春、4月3日の土曜日、取り交わす杯に舞い落ちる桜花を愛でながら、集まった24名の同窓は、うららかな春の一日を満喫したものでした。それから一年。今年も同じ4月3日(日)に観桜会を企画しました。昨年の花と団子に酔いしれた同窓も、昨年参加できなかった同窓も、開催を伝え聞いた同窓も、心から楽しみにしていました。天気は何とか持ちこたえていました。しかし、4月3日の天気予報は午後から雨。泣く泣く2日の午後3時に中止を決定しました。参加希望者は昨年を上回る25名。中止の連絡をする電話口では「残念」の思いがありありでした。その日は一木会の会場・権兵衛館の「権兵衛を叱る会」の当日でもありました。観桜会の後の2次会は「権兵衛を叱る会」に流れる計画でした。日曜日の午後の楽しみを雨に奪われた同窓は、5時からの叱る会に三々五々集まりました。参加した約15名は、雨を恨みながらも失われた楽しみを権兵衛館で発散していました。昨年食べきれないほどの料理と酒を進呈していただいた権兵衛館の古賀会長も後藤社長も心から楽しんでおられました。雨に流れた今年の観桜会でしたが、それなりに楽しい一日となりました。来年も懲りずに企画します。同窓の皆さんの参加を楽しみにいたしております。
(幹事)奥村英行<権兵衛をしかる会にて>